プロフィール

平本 康裕
Yasuhiro Hiramoto

エンジニア

インフラエンジニア 入社9年目

キャリアパス

学生時代

画像認識と呼ばれる分野の基礎研究に専念。ロボカップで世界を目指すぞと言っている人たちがいて、面白そうだなと思い参加。そこからは毎日ずっとコードを書いていて最終的には世界大会まで出場。

1〜2年目

バックエンドエンジニアとして、サーバーサイドチームに配属。

3〜4年目

ビッグデータアーキテクトとしてペタバイト級のデータを扱う。

5〜7年目

インフラエンジニアとして新クラウド基盤の立ち上げに携わる。

8年目

クラウドアーキテクトグループのマネジャーとしてスペシャリストチームを組織化。

9年目(現在)

SaaS領域のプロダクト開発組織のマネジャーを兼任。

マネジャーとしてエンジニア組織の可能性や領域を拡張し続ける

キャリアパス・現在の仕事内容

2つのエンジニア組織のマネジメント。

現在は2つの組織のマネジメントをやっています。1つはリクルート全体のクラウドインフラを扱うエンジニアが集まっているグループのグループマネジャー。リクルートのプロダクト開発をより良くするためには、クラウド技術の活用に特化したスペシャリスト集団が必要だと考え、2019年に自ら提案し立ち上げた組織です。エンジニアの生産性やDeveloper Experience向上を目的とした取り組みも並行して取り組んでいます。もう1つはフロントエンジニアからインフラエンジニアまでが集まるSaaS系のプロダクトをつくる開発組織のマネジャーです。ここではサービスにとってベストなアーキテクチャを追求し、適切に活用していくということをしています。

リクルートに入社した当初は、ネットサービスやそこで使われている技術もそれほど知らないという状態でした。ある程度コードは書けたので、まずはネットサービスがどういうものか把握すべく1年目はサーバーサイドのチームに配属。その時は主にJava、Solr、Oracleなどを扱っていました。ここで2年ほど経験を積んだ時に「もっと新しい技術に触れたい」と思うようになり、3年目からの配属はビッグデータ組織に。当時はビッグデータの技術が少しずつパブリッククラウドで登場するようになり、誰でも新しい技術を必要な分だけ使うことが可能になってきた時代でした。そして入社4年目にサービス開発のアジリティを高めるための新しいインフラを立ち上げるという計画が出てきて、ちょうどビッグデータでAWSを触っていたので、自分でもやれるだろうと思い手を挙げました。これが私のインフラエンジニアとしてのキャリアのスタートです。いざやり始めてすぐに、ビッグデータと要求される技術が全然違うなということを知りました。立ち上がりは大変でしたが、ほぼゼロから自分でクラウド基盤をデザインし実現できたことは非常に良い経験でした。

職種ならではのおもしろさ(1)

先端領域、
ビッグデータを扱うおもしろさ。

ビッグデータの技術は、ITの世界の分野の中でも先端領域で伸びしろが大きい分野で、まだまだ適切なテクノロジーがないような状態でした。新しいテクノロジーがどんどん出てくるため、私も新しいことをどんどん勉強しなければいけない。この状態は私にとってすごく楽しかったですね。またビッグデータはたくさんのテクノロジーをうまく取捨選択していかないといけません。例えば、大きなデータを集計したいのならこの技術、リアルタイムに近いレコメンド結果を返したいのであればこういう技術を使うというように、ユースケースによって使わなければならない技術スタックが変わるんです。この最適な組み合わせを考えるということがとてもおもしろいですね。また、リクルートには、日常生活や人生の節目のライフイベントに関わるさまざまなサービス、それに伴うデータがあることも非常に魅力です。

職種ならではのおもしろさ(2)

リクルートのエンジニア文化と働く醍醐味。

幅広くいろいろな技術レイヤーを見ることができることもリクルートのエンジニアの楽しさだと思います。例えば、リクルートにはとても多くのサービスがありますし、今までつくったことのない新規サービスの立ち上げに関わることもあります。そういうときに「どういうデザインにすればいいのか」「どういうものが最適なのか」というように、ゼロベースで未知なアーキテクチャを考える機会がけっこうあります。

リクルートには昔から続いている有名なサービスも多いので、利用者が増えていくのに伴って、画面の表示が遅くならないように、などお客様のユーザー体験や、サービスの中の仕組みや性能をどんどん進化させていかなければなりません。巨大になったサービスのボトルネックになっている部分を取り除くようなケースもあったりと、エンジニアの関わる領域や範囲が大きく広がっているのを感じます。

また、リクルートのエンジニアには、技術戦略を考えたり、自分の考えを話して周りを説得することであったり、コミュニケーションをとる能力が求められていると思います。私自身もメンバーに対しては「君はどういう戦略でいけばいいと思う?」とか「君はどうすればいいと思う?」という質問はよくしていますね。言われたことをやるのではなく、1人ひとりが意思や目的をもって取り組むということが、リクルートのエンジニア組織の文化・価値観になっているのかなと思います。そのため、「この技術を他社も使ってるし使いたい」とか「これ流行っているから、うちも使いましょう」だと、まず通りません。解くべき問題を見つけて、それに対して「最適な打ち手はこれで、こういうカタチなら実行可能です」というところまで、すべて説明しないと納得してもらうことはできません。特に若手社員には、こういった部分での成長を求められる会社だと感じています。

エンジニアのコミュニティは社内に閉じたものだけではなく、リクルートを卒業して他の会社でエンジニアをやっていたり、CTOになっている方も多いので、社外の勉強会などを通じて情報交換するというケースが多い点も魅力です。

職種ならではのおもしろさ(3)

純粋なロジックを追求するインフラエンジニア。

インフラエンジニアの楽しさは、他のエンジニアとは少し違ったところにあります。例えばユーザー向けサービスのプロダクトをつくるエンジニアの場合、ユーザーからの反応が見られたりするところがおもしろいと思うのですが、インフラエンジニアの領域はユーザーであるカスタマーやクライアントからは、かなり遠いところにあります。現代はインフラの技術がソフトウェアで自動化されていて、例えば負荷、トラフィックが増えると勝手にサーバーが増えていくなどのソリューションが多く出てきています。こうした新しいインフラの技術を使ってサービス開発をより良くしていけることはおもしろいなと思います。また、純粋に、高度なロジックや新しくてすごい技術を見られる時間が多くなるので、そういうことが好きな人にとっては、インフラエンジニアという仕事はすごくマッチするのではないかと思いますね。

今までに直面した「壁」

「できるわけない」と言われた、
新クラウド基盤の立ち上げ。

これまでで一番大きな壁だったのは、ライフスタイル領域のサービスと、SaaS型業務・経営支援領域で使用する新クラウド基盤の立ち上げです。2015年に取り組み始めた時は、クラウドはまだ社内でも馴染みがなく、自分の上長以外の組織長数人に「私がクラウド基盤を立ち上げたら使いますか?」と聞きに行っても「絶対使わない」と一蹴されました。確かにこれまでに前例のないものですし、実績がないと誰もクラウドの必要性を感じてくれないと思って、まずは「これはクラウドにのせたほうがいい」というところから、「このほうがプロダクトの成長につながる」という説明をして進めて行きました。1~2年後には、最初に反対した人たちも「これは使えるね」と、味方になってくれました。リクルートの人たちは成果さえ出せば味方になってくれるというのは感覚的にわかっていたので、へこたれずに前向きに頑張れましたね。この時の変化は自分にとって良い経験だったと思っています。その後、上長から自分のグループをデザインしてみないかというきっかけもいただき、自分自身も意思をもってクラウドのスペシャリストを集めて組織化しようと思いました。リクルートの社内にはまだまだ課題があり、この組織をつくれば課題解決に効果を出せるという戦略を描いて、上層部に上げました。それが認められて今の「クラウドアーキテクトグループ」が誕生したという経緯です。今後の展望としては、エンジニアのスペシャリストみたいなメンバーをどんどん育てていきたいという想いがありますね。リクルートという組織自体も構造、アーキテクチャだと思いますので、その時折の解くべき問題を見つけて、ちゃんと解いて、効果を出すために組織も変えていかなければいけない。組織を変えることも成果をあげる手段の1つですね。

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