プロフィール

根目沢 俊樹
Toshiki Nemezawa

ビジネス総合

事業企画 入社6年目

キャリアパス

学生時代

専攻は国際経営戦略。好きなことは読書と旅行で、情報や自分の感覚など知らないものを知ることで考える材料が増え、自分と向き合える感覚が心地よかった。

1年目

住まい領域 賃貸営業部で大手のクライアント様を担当した後、事業統括へ。

2~3年目

事業立案コンテストでの起案を機に、住まい領域 事業開発に異動、0からサービスを立ち上げリリース。

4年目

住まい領域 戸建流通領域 事業推進に異動し、事業戦略の策定と戦略推進を行う。

5年目

同グループ事業推進のグループマネジャーとなる。

6年目(現在)

リクルートプロダクト本部の戦略を検討する、プロダクト戦略室のグループマネジャーを兼務。

合理性と”ふつうの感覚”の行き来を大事に戦略の策定から実現までを担う

キャリアパス・現在の仕事内容(1)

2つの角度から、
事業戦略の策定・推進を担当。

今取り組んでいる仕事は大きく2つあって、1つは『SUUMO』を運営している住まい領域で戸建流通を担当する事業企画のマネジャーをしています。事業企画・推進に降りて来るのは特定のプロジェクトやオーダーではなく、「中長期も見据えた事業利益の最大化」という抽象的なお題だけ。それを実現する方法は自由に考えられるんです。新規のプロダクトを企画しても良いですし、セールスを強化するような企画をしても良い。外部・内部環境から仮説を立て、事業のドライバーを見極めて、営業現場の方々などと議論し具体と抽象を行き来して絵を描くイメージですね。

もう1つの仕事は、リクルートプロダクト本部のマネジャーです。国内事業の注力テーマの戦略検討・推進や、プロダクトの全体戦略を検討し、中長期の方向性を考えています。

キャリアパス・現在の仕事内容(2)

現在の活躍の礎となる、
様々な部署での経験。

5年目でグループマネジャーになる前は、営業、事業統括、事業開発、事業推進を経験してきました。まず初期配属が営業で、クライアントと対峙して収益状況をお話させていただく機会を得て、異動した先で今度は自社の収支管理を担う事業統括部門で会社の血液の流れが見える仕事を経験しました。事業統括部門で投資のポートフォリオを見る中で、じゃあ次は自分で事業を創りたいと思い、事業開発部門に異動し0→1の仕事をしました。そして今は、10→100、100→1000にする仕事をしています。このように、入社後、複数のステップで事業を見ているのですが、当初からそのようなキャリアを想像していたわけではありません。

これまでの私のキャリアを振り返ると、目の前のことに向き合った先に繋がりができていくような、川下り型キャリアのイメージです。5年目での事業企画マネジャー任用も、年次に関係なく「誰よりも事業のことを考えている」と思ってもらえたからだと思います。これからのキャリアについても「こういう自分になりたい」という理想像を追うのではなく、目の前の一つひとつのミッションに集中していれば、そこから自然と未来が広がっていくんだと考えています。

職種ならではのおもしろさ

調整役ではない、
自ら課題設定し推進していけるおもしろさ。

リクルートの事業企画についておもしろいと思うのは、1つは、自分たちが主体性・ビジョンを持って描いた戦略を、実際の立ち上げの推進役としても動いていける点です。一般的な経営企画部は、経営陣と営業現場など各所との調整役としての位置づけが大きいと思うのですが、リクルートでは、自分たちで課題設定から取り組むことがメインの役割として求められている点が特に魅力的だと思っています。例えば、「A部門の事業がうまくいっていない」という話があった時に、A部門の今の事業をどう改善させるか、ということに対する課題設定だけではなく、「課題設定を大きく捉え直して、全く新しい事業をやってみたらいいのではないか」といった選択肢をとることができます。その点はクライアントの課題設定ありきでソリューションを考えることが多いコンサルティング業界とも違う、事業企画ならではのおもしろさなのではないかと思います。

もう1つは、事業規模の大きさと現場の実行力の強さが生むダイナミックさです。数百億円の売上規模の事業を担当していると、例えば、新しい施策を1つ出すことで一気に何十億も売上が上がったりすることも起きるので、これは本当におもしろいなと感じます。リクルートは実行力が強い会社なので、戦略の筋が良いと、前に進むパワーとスピードがものすごいんです。この実行力の強さが他社と比較した際のユニークさだと思いますし、それをどう活かすかが、事業企画をする上での重要なポイントだと思います。一方で、進む方向性を間違えないように細心の注意を払わないと、間違った方向へ一気に突き進んでしまうというリスクもあるのでいい意味での緊張感を持って進めています。

今までに直面した「壁」

合理性だけでは、
現場は動かなかった。

2年目の時に、住まいカンパニーの新規事業コンテストに提出した駐車場のシェアリングサービスの起案が通りました。内容としては、月極駐車場で車が出払っている時間を利用し、コインパーキングのように時間貸しできるようにするアイデアでした。この起案を実施するため事業開発に異動になったのですが、ここでの一連の経験が自分の中でターニングポイントでした。

サービスモデルとしては、「駐車場が空いています」というボタンを押すだけで、自動的にクライアントである不動産会社様の収益が上がるものなので、すぐに多くの駐車場が掲載できる、と思っていました。しかし、実際にプロジェクトをスタートしてみると、想定通りにならず上手くいきませんでした。これまでの接点も活かし、多くのクライアントに参画いただくことができたのですが、サービスリリース直前になると、なかなか「駐車場が空いている」という情報を更新していただけないという問題が起こりました。

原因を探ると、私たちとしては「ボタンをひとつ押すだけ」という感覚だったのですが、実際は「なんとなくやっぱり不安だ」というお声や「少しでも業務フローが変わるのは抵抗がある」というお声が多くあがっており、 ここではじめて、合理性だけで物事を進めてはいけないと気づきました。まさに机上の空論だったことが分かり、クライアントの現場の方々の感覚まで想像した上でビジネスをつくるべきだったと反省しました。同時に、「できない」と諦めるのではなく「できる」方法を徹底的に考え続ける経験を2年目でできたことが大きな糧になりましたね。

大事にしていること

ビジネスでは合理と情理のバランスが大切。

仕事をする上で意識しているのは「合理と情理のバランス」です。ビジネスにおいて合理性を追求するのは大事なことですが、現場の状況や実際に使っていただいているクライアントの方々の気持ち、つまり情理を無視してはいけないという考えです。ついつい合理性だけに傾いてしまいがちですが、どちらが欠けてもビジネスは上手くいきません。この情理を忘れないように、「ふつうの感覚」で物事を見るということを実践しています。ビジネスパーソンである立場や事業企画などの考えをいったん抜きにして「ひとりの人間としてどう感じるか?」「仮に利害関係がなかったとして、自分がどう思うか?」と自由な考えの幅を持つことですね。

事業企画を担当した中で、「クライアントの方々の高い期待に応えられるよう業界を変革するようなものを…」と、数年間ずっと新商品が出ていなかった事業がありました。事業自体は論理が通っているように感じる部分もあったのですが、普通に考えると、数百億円規模の事業で、しばらく新しい施策が何もないと、社外・社内ともに、事業への期待が持ちづらくなりますよね。そこで、まずは、「規模が小さくてもいいからとにかく新しい商品をつくろう」という提案をしました。小さくても波をつくり、事業への期待感を取り戻し短期の業績を上げつつ、本当に狙いたい中長期も見据えた企画に取り掛かかれるよう整えて行ったんです。

合理だけで説明しきれない話なので反対されることもありましたが、「いやでも正直言うと…」と率直に話をしながら味方を増やして進めました。合理だけでなく時にはこういう「ふつうの感覚」でものごとを見ることも必要なのではないかと思っています。

リクルートというフィールド

私がリクルートに惹かれ続ける理由。

リクルートはこだわりのあるいい仕事をする人や課題解決できる人が多い会社だと思うんです。その中で、リクルートの環境が好きでも違う会社にジョインしたり、会社を立ち上げたりする人が多くいます。リクルートで成長した人が、世の中に出ていって、いい仕事をする。この輪が広がっていけば世の中がもっと良くなると思いますし、そういう場であり続けることが、リクルートの売上じゃないところのマーケットに対するバリューだと個人的には感じています。そんなリクルートであり続けるためにも、私自身はチャレンジし続けなければならないと思っています。私たちのサービスの基軸が紙からネットに転換したように、じゃあ次はネットの事業がどういったビジネスになっていくべきなのかというところを、先導して考えていきたいですね。

My Favorite

思考を整理するための ホワイトボード

仕事中に書きながら考えを整理するためのアイテムとして。また、人と議論を重ねたいタイプなので、その際のメモにも使用。在宅勤務になり、自宅用に小さいのも買いました。