人物写真:横溝卓

横溝 卓

マーケター

マーケティングの幅広い経験で
相乗効果を高める
組織を醸成する

学生時代
専攻は物質化学。高分子加工物をさまざまな溶媒下で温度変化させ、その際の伸縮の挙動について研究を行う。
一方、趣味の腕時計に関する情報サイトをはじめ、Webサイトをいくつか運営。Webマーケティングに興味を持つ。
1年目
研修終了後、『じゃらんゴルフ』の有料集客を担当。
2年目〜3年目
『ホットペッパーグルメ』のWeb/アプリ集客に加え、『ブッキングテーブル』というアプリの有料集客を担当。
また、データエンジニアリンググループなどと協働し、さまざまな案件に携わる。
4年目〜5年目
『ホットペッパービューティー』有料集客を担当。
その後、同有料集客チームリーダーに加え、『ホットペッパービューティーコスメ』のチームリーダーを兼任。
6年目
リクルートライフスタイルPaidマーケティングリーダー、『ホットペッパービューティー』有料集客チームリーダーを兼任。
7年目(現在) ※2021年時点
販促・SaaSマーケティングユニット マーケティングリード、『じゃらんnet』有料集客チームリーダーを担当。
10月、マーケティングリードからシニアマーケティングリードに。

現在の仕事内容(1)

入社一年目から、大規模予算案件を遂行。

リクルートへ入社を希望したのは、まず日本でもトップレベルの集客規模でデジタルマーケティングが行える会社であるというのが大きかったです。また、デジタルマーケティングに関するナレッジや、優秀な人材が集まる環境があるという話を知人から聞いていたので、「そのような会社に入社することができれば、専門性の高い仕事を豊富に経験できるし、同時にスキルも身につけられるのではないか」とも考えていました。
しかもリクルートの場合、変化の早いデジタルマーケティングの領域であったとしても、若いうちから裁量権を持って仕事ができるという風土があります。入社後すぐに『じゃらんゴルフ』というサービスに配属されたのですが、実際私もOJT*が終わった直後に上司から大規模予算案件を任されることになりました。このような点は、リクルートの大きな魅力だと感じています。
このような環境の中で1年目に意識していたのは、デジタルマーケティングの今後の潮流を見据えながらキャリアを構築していくということ。また、「どうしたら社内で必要とされる人材になるのか」を考慮して、必要だと思えるスキルに関しては自分で案件化して、積極的に身につけにいくということでした。その上で、周りから期待されている以上の成果を出すことを常に考え、目の前の仕事一つひとつに対して最大限の成果を出すようにしていきました。その結果、スキルやキャリアの幅がどんどん広がっていくようになりました。

* OJT… OJTとはOn-the-Job Trainingの略称であり、日常の仕事を通じて必要な知識・技術・技能・態度などを身に付けられるよう、意図的・計画的に指導すること

現在の仕事内容(2)

販促・SaaS領域のPaidマーケティングを統括するリーダーポジションへ。

2021年の4月からは、マーケティングリードに任用いただき、10月からはシニアマーケティングリードというポジションに変わりました。
シニアマーケティングリードとは、担当の販促・SaaS領域*におけるPaidマーケティングという手法の全体リーダーです。他にも SEO* やCRM*といった手法がありますが、Paidマーケティングはリスティング広告やバナー広告といった、デジタル広告での集客を行います。シニアマーケティングリードとして、担当領域でPaidマーケティングの横断的な施策を推進したり、配下のメンバーの育成役やサポート役を担います。その他、Paidマーケティングの機能組織内で発生する情報やナレッジを共有したり、双方向で情報発信が可能なコミュニティーをつくりあげたりもします。つまり、Paidマーケティングの組織全体を包括する戦略を立案しながら、メンバーにそれを推進してもらうというのが主な業務です。
これまでの役割はメンバーとして成果を出すというかたちでしたが、そこから自分の成果ももちろん、サポートすべきメンバーがどう成果を出すかというところにもコミットするようになり、少し役割が変化しています。

*販促・SaaS領域…リクルートでは、主に販促・SaaS領域と人材領域の2つの事業領域で構成されている。販促・SaaS領域では、住宅・美容・結婚・旅行・飲食などの多様な分野において、オンラインプラットフォームの運営などを通じた広告ビジネスの展開やSaaS (Software as a Service) ソリューションの提供などを通じた、業務負荷の削減および生産性向上を支援するサービスを、主に中小企業向けに提案している。
その他人材領域では、個人ユーザーの求職活動と企業クライアントの採用活動を支援するサービスの運営と、人材紹介事業などを展開している。

* SEO… Search Engine Optimization:検索エンジン最適化の略。検索エンジンを使ったマーケティング戦略のひとつ。Googleなどの自然検索結果で自社のページが表示されることにより、サービスや商品を知らないユーザーがページを見て検討する機会を創出する。

* CRM… 「Customer Relationship Management」の略で、日本語では「顧客関係管理」と呼ばれる。顧客との関係を一元的に把握できるようにすること。たとえば、メールやソーシャルメディアを通じたやりとり、商談状況といった情報を一元化し、企業が顧客とのつながりを維持し、顧客生涯価値(LTV)と収益を向上させるために活用されることが多い。

人物写真:横溝卓

職種ならではのおもしろさ

さまざまな角度から自己成長を促せるという強み。

私の所属するマーケティング室というのは、基本的にボトムアップな組織です。どこのポジションでもそうですが、「△△の施策を実施するべきだ」というように上長から指示されることは、あまりありません。基本的に「その領域に関することは、担当するメンバーが一番詳しい」という前提がありますから、メンバー自身が見つけた課題を解決する施策の立案を行い、チームで合意形成し、予算を確保して集客をする…というサイクルを回していきます。事業計画をつくる場合なども、すべてボトムアップです。その点が裁量の広さにもつながっているので、やはり一番のおもしろさだと思います。
加えて、リクルートのマーケティングは、業界でも最先端の施策に取り組んでいます。先にもお伝えしたとおり、日本でもトップレベルの集客規模を有し、マーケティングに注力しています。そのため最新のマーケティング情報に触れたり、最先端の施策に挑戦しやすい環境が整っています。そういう業界の最前線で仕事ができるのも、リクルートのマーケティングの大きな強みですね。

人物写真:横溝卓

リクルートらしい「機会」

データスペシャリスト組織と協働し、最適な広告予算配分の予測モデルを構築。

2017年、「広告配信における最適な予算配置の予測モデル」をつくることに挑戦しました。それ以前は、Web広告をどの広告媒体にどれくらい出稿するかという配分は、人が過去の実績データを睨みながらExcelベースの簡易的な近似手法や過去の経験を頼りに決めていくのが一般的で、手間が掛かる割に精度はさほど高くないものでした。このままアナログなやり方を続けていくことに疑問を抱いていたその頃、マーケティング業界においてトレンドになっていた機械学習やAIといったテクノロジーを活用する着想に至り、データを活用して予算配分の精度を高める取り組みを始めました。

私がこの出来事をリクルートらしい機会だと思うのは、これまでの経験だけでは通用しないことへのチャレンジを周囲が応援してくれたからです。当時の私には「自らデータに触れて分析する」といったスキルはなく、本当に実現できるかは未知数でした。しかし、データ活用がこれからのマーケティングのスタンダードになることを見据え、先んじて取り組みたいという私の意気込みに期待して、マネージャーは任せてくれたように思います。

また、これまでは密に関わることがなかった社内のデータスペシャリストが所属する組織に働きかけて、共同で開発を進めたことも挑戦の一つ。マーケティング組織とデータスペシャリスト組織の連携は今では当たり前になっていますが、当時はまだ枠組みや連携体制が整っておらず、そんな状態でも自らの実現したいことのために周囲を巻き込んで取り組みを進めていけるのは、リクルートらしい動き方だと思います。

このプロジェクトをきっかけに、「データ活用の知見が深いマーケター」という個性を獲得できた私は、2年後には業界全体で問題視されていた広告不正(アドフラウド)対策として、業界標準よりも進んだ取り組みも実現することができました。社外のカンファレンスでも登壇するような機会もいただき、あのとき自らの意思で未知の挑戦に飛び込んだ結果、それが新たなチャンスを呼び込むという連鎖を実感しています。

機会を得るための「マイルール」

「事業のあるべき姿」と「自身のなりたい姿」が重なる部分を見つけてやり抜く。

自分のやりたい仕事をするためには、自組織の状況や課題に広く目を配り、全体を俯瞰し把握しておくことが必要だと思っています。事業として目指している理想の姿はどのようなもので、その障壁となっている課題は何で、そのためには何に取り組むべきなのかをリストアップしておき、事業へのインパクトが大きい仕事(=難易度が高い仕事)を見極めるようにしています。それをもとに、自分が身につけたいスキルや、成長したい姿を踏まえて、どんな仕事に取り組むか上司とすり合わせていく。「事業のあるべき姿」と「自分のなりたい姿」が重なる部分を意識すると、やりたい仕事に手が届きやすいです。

とはいえ、挑戦したもの全てが成功しているわけではありません。例えば過去にはシステム開発にも詳しくなりたいと思い、それに通じる仕事に何度かチャレンジしたことがありますが、あまり上手くいかず、この分野は潔く周囲の専門家を頼るようになりました。チャレンジには成功も失敗もつきもの。失敗を恐れてやらないよりも、「とりあえずやってみるか」という気持ちを大切にして、結果から学ぶようにしています。

また、事業へのインパクトを大切にしているのは、社内で表彰されるような仕事を意識しているからでもあります。入社2年目ではじめて表彰されたとき、壇上に上がり多くのみなさんに認知されたことで、その後の仕事もスムーズになり、新たな仕事の相談が巡ってきました。自分を代表するような仕事をつくることは、機会を呼び寄せることにも繋がると思います。

今後のビジョン

「自分をさらけ出す」が、新たな道をつくる。

いまリクルートでは、各事業のマーケティング機能組織間でナレッジシェアを促進しようという取り組みが動き出しています。私は今後、まさにその部分に積極的にコミットしていきたいと思っています。必要なら販促・SaaS以外の領域にも自分の知見を提供していきますし、他の領域で新しい施策を行っているなら自組織でぜひ取り入れたい。そうやってお互いを高め合って、より良い施策を生み出し、機能組織の発展に貢献していきたいな、と。
そういう想いも手伝って、普段の業務の中でも発信やアウトプットは積極的に行おうとしています。私は現在、メンバーをサポートする立場でもあるのですが、マーケティング技術はどんどん進化しており、まだまだわからないこともたくさんあります。でも、そこはあえて隠さずにさらけ出すようにする。そうすることで、メンバーが「これがわからない」「こういった施策はどうか」ということを気兼ねなく言ってくれるようになります。逆に、メンバーから新しいことを教えてもらうこともあり、Paidマーケティングのメンバーが集まるコミュニティーで話してもらったりします。そうやって、これからももっとみんなが居心地よく働けるような環境をつくっていきたいと思っています。

リクルート流「週休“約”3日制」の過ごし方

夫婦で旅行好きのため、長期休暇や記念日・お互いの誕生日など、特別な日に休みを繋げて旅行に行くことが多いです。また時計と車が好きなので、趣味のためにお休みを使うこともあります!

MY FAVORITE:

腕時計の写真です。

婚約の際に
妻からもらった時計

腕時計の写真です。

学生時代から情報サイトを運営するほどの「時計好き」ですが、その中でも特にお気に入り。会社へ行く時は必ず身につける、自分の大切なお守りです。

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