• 中途入社
  • ダブルワーク

データサイエンティストが思い描く、
住まい探しの未来像とは。

野村 眞平
株式会社リクルート住まいカンパニー
ネットビジネス統括本部
マーケティング部
データ・ソリューショングループ
グループマネージャー
データサイエンティスト
2012年中途入社

自由な発想を、サービスに繋いでいけるということが強み。

現在は、どのようなお仕事をされているのですか?

リクルート住まいカンパニー、データ・ソリューショングループに所属しています。ビッグデータの管理や分析を行うグループのマネージャーをしています。グループ自体は、住まい領域の分析関連を網羅的に担当しており、業務は大きく分けると3つあります。1つ目は、データを使って何か新しいサービスができないかという商品開発の支援です。2つ目は、レコメンドや、検索動線の改善による、サイト内におけるコンバージョンレートの向上です。3つ目は、オンライン集客や、オフライン集客(テレビCMなど)を分析し、コストの最適化を行っています。

社内育成に関しては、どのような環境や体制となっているのですか?

個人がスキルを持ち合わせ、きちんと利益を生んでいけるような、データ分析のエキスパート集団にしていく必要性を感じます。そのために、実際に事業には繋がらない場合でも、プロセスを評価するという、いうなればR&D(研究開発)のような仕組みをつくり、チャレンジできる体制を整えています。失敗することよりも、失敗を恐れて、何もチャレンジしないことが問題です。どんどん挑戦していける環境がリクルートにはありますし、提供していきたいですね。

野村さんが大切にしている、グループでの方針やご自身の考えはありますか?

先ほどの育成の話と同じになるのですが、私のグループでは、「R&Dのミッション」というものを設けています。これは、住まい領域に繋がることであれば、業務のうちの10%〜15%くらいは、R&Dという形で、結果ではなくてプロセスで評価するというものです。「自由研究みたいに研究してもいいよ」と言っています。例えば、出身大学の研究室と共同研究を行なっているメンバーがいたり、画像生成技術や自動対話を研究していたり。会社に対して利益を出すということは大切ですが、スキルアップや、自由な発想をサービスに繋いでいくということも、グループの強みだと考えています。私個人も人工知能学会や情報処理学会で「SUUMO」の事例を発表する活動を通じて、常に最新の技術をキャッチアップすることを心がけています。

数ある企業の中で、リクルートを選んだのはなぜですか?

私が前職のコンサルティング会社にいたとき、リクルートに業務委託のパートナーとして入り、その際「リクルートのデータを分析するのは面白い」と感じていました。ところが、コンサルティングの仕事は、ある程度の課題を解決すれば、そこで終わりという状態で。問題が解決したのちに、世の中にどのように役立ったかまでを見届けたいという思いが強くなり、リクルートに入社しました。ビジネスの課題をきちんとデータの課題として置き換えるというところ、データ分析で出てきた結果をきちんとビジネスに還元するところ、その2点をやり切りたいと思ったからです。

リクルートに入る前と後で、印象は違いましたか?

良いギャップと悪いギャップがありました。良いギャップは、想像以上に自分のやりたいことを実現できる環境だというところです。「今後のサービス開発のためにはこういう大学と共同研究したい」、「こういう研究者と分析をしたい」という環境を自分でつくっていけることはすごく嬉しいですね。悪いギャップは、想像以上に会議などが多いというところですね。それだけ社内外に多くの方との関わりを持てて、巻き込んでいける環境だということでしょう。関わる人間が多い分、調整が必要だということなんだと思います。

働きやすい環境を自分で
つくることができるのは、
リクルートならでは。

野村さんは、「0→1」「1→100」のどちらに当てはまると思いますか?

僕自身は、「1→100」のタイプだと思っています。データ分析というのは、過去のデータから、パターンを見つけることだと思っています。例えばサイトのレコメンデーションでも、基本的にはデータから特徴量を生成し、その特徴量が類似するカスタマーの行動から、新しいカスタマーに対してアイテムをレコメンドしています。なので、全くデータのない新しいサービスでレコメンデーションを行うとなると、かなり手ごわいですね。

これまでに「0→1」を体験したことはありますか?

「マンションのチラシの配布を最適化」するというミッションに携わったときです。当時はアクセスログを使った同様のサービスが他になかったので、まさに「0→1」を作るという感覚でしたね。はじめのうちは、データを「SUUMO」などから拾い、それを実際に地図上にプロットして、どこに配布するのが最適かを、マーケターと一緒に検討しながら作っていました。過去のデータを元にはしていますが、何か新しいサービスを作るという点では、「0→1」だと感じますし、リクルートらしい仕事だと思いました。

リクルートという組織における「0→1」「1→100」に対して、どのように考えていますか?

リクルートは、「0から1をつくることが、強みになる会社」だと思うので、「0→1」を作るチャレンジというのはすごく求められますし、もちろん評価もされます。データ分析は「1→100」の業務が多くはなりますが、応用するような形で「0→1」を生み出すことはあるので、「0→1」のチャレンジをしたいという人にとっては非常にいい環境だと思いますね。データ分析をするだけではなくて、「何のために分析をするのか」、「分析するためのデータをどう集めてくるか」というところから考え、ビジネスプランを立てることができる人ならば、とても活躍できると思います。リクルートには「0→1」を作ることのできる優秀な方が多いです。そのような人と一緒に働ける機会は貴重ですし、1がすぐ10になる、 100になるというのを目の当たりにできる環境は、非常に面白いのではないかと思います。

データサイエンティストにとってリクルートはどんな環境ですか?

分析者にとって、リクルートは働きやすい環境だと思います。データもあるし、分析環境も整ってきています。 あと、分析結果をきちんとプロダクトやサービスに活用できるという点で、非常にやりがいが感じられます。もうひとつは、働く環境を自分で変えていけるという点が強みであると思います。100%自分自身に合った環境というのは、どの会社でもなかなかないですが、働きやすい環境を自分で作ることができるというのは、リクルートならではの良さであると思いますね。

野村さんの仕事が、社内や社会に対してどのような影響を与えていけると思いますか?

不動産の分析によって、もっと住み替えやすく、もっと自由に住める世界を作っていきたいと考えています。不動産業界というのは、データ分析を活用できる部分が非常に多いと思っています。例えば、いざ「住んでいる家を売りましょう」となると、 自分の家がいったい幾らで売れるのかをすぐに分かる人は、そんなに多くないと思うんですよね。あるいは、「相続をしなければいけない」となったときに、いったい税金がいくらかかるのかとなると、なおさら分かる人は限られてくるのではないでしょうか。日本人の資産のうち、7割くらいは不動産資産といわれていて、人生の1/3以上を家で過ごすわけですよね。そう考えると、人生の大きな節目に関わる不動産という領域を、データによってより良くしていくというのは、非常に重要なことであると思います。

自分の住みたい家が、
すぐに探せるような
世界をつくっていきたい。

今後の夢はありますか?

「この街に住みたい」とか、「この物件いいな」と思ったときに、すぐ引っ越した後の生活イメージができるような、そんな世界を作っていきたいと思っています。例えば「ここに住みたい」と思ったときに、具体的な生活のイメージができるサービス。あるいは、手描きで「こんな家に住みたいよね」と、素人がざっくりとマジックで描いたようなものでも、そのイメージに合う家が出てくるサービス。自分の住みたい家が、すぐに探せるような世界をつくっていきたいですね。

どんな人と一緒に働きたいですか?

やりたいことに強い想いを持っている人にぜひ来ていただきたいです。入ってしまえば、自分の働きやすい環境は自分で作れると思うので、迷っているなら、とりあえずリクルートに入って、働いてみたらいいと思いますよ。

どのようなスキルを持っていれば、活躍できると思いますか?

数学が好きであったり、プログラミングが好きであるということに加えて、データ分析を使って何かをしたいという想いが強い人が、向いているのかなと思います。というのも、現在のデータサイエンティストという働き方は、この先、どんどん在り方が変わっていってしまうのではないか、と思うからです。AIがどんどん賢くなっていき、人手でのチューニングなくデータ分析ができるような世界になる。そうなると「データサイエンティストとして、ビジネスにおける課題をどう翻訳できるか」というところに価値が問われてくるのではないかと思います。データ分析というのは、ビジネス課題の翻訳機能のようなところに特化していくと感じています。 それができているデータサイエンティストならば、今後も価値を発揮し続けていける気がしますね。

PROFILE

野村 眞平(のむら しんぺい)

データ解析
2012年中途入社
コンサルティング会社に就職し、分析者としてのキャリアをスタート。業務委託のパートナーとして、リクルートの業務に携わる。それがきっかけとなり、データ分析を利用し、さまざまな事業の改善に繋げていくことのできるリクルートへの転職を決意。入社後は、リクルート住まいカンパニー、データ・ソリューショングループに所属。現在は、ビッグデータの管理や分析を行うグループのマネージャーとして勤務している。主に「SUUMO」を担当し、データを使った領域支援、サイト内におけるコンバージョンレートの向上、集客コストの最適化に携わるなど、幅広く活躍中。