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「Airレジ」の海外展開は、
会社にとっても未知の領域。
自身の経験が貴重なトライアルに。

谷 紗妙佳
株式会社リクルートライフスタイル
ネットビジネス本部
グローバルSMBソリューションU
AirREGI USチーム
プロデューサー
ビジネスグロース
2007年新卒入社

失敗を積み重ねて今がある。
すごくポジティブだねと
いわれます。

現在のお仕事の内容を教えてください。

現在、利用者数が伸びているPOSレジアプリ「Airレジ」のアメリカ展開の責任者をしています。Apple社との協業をはじめ、現地での事業戦略や新規ビジネスの立ち上げなどに携わっています。具体的には、出張ベースで月のうち半分くらいをニューヨークで過ごしながら、「Airレジ」をアメリカに広め、定着させる仕事をしています。現場に近いビジネスなので、カスタマーの反応がよく見えるというのが、とても刺激的ですね。

リクルートに入社したきっかけは何でしたか?

大学時代はバイオインフォマティクス(生物情報学)という新しい分野を学んでいました。当時は進学か、外資系企業で理系の仕事をしたいと考えていたので、リクルートには入りたいという強い思いはなかったんです。でも、リクルートの人事部にいた大学の先輩が、インターンに誘ってくださって。それがきっかけで、この会社のおもしろさを知りました。インターンを通し色々な方と知り合うなかで、働いている人がすごく面白く、魅力的でした。また、リクルートは就職情報サイトの「リクナビ」から結婚情報の「ゼクシィ」まで様々な事業を運営しており、色々な可能性を持って仕事をすることができます。リクルートという環境が合っていると思い、入社を決めました。

大切にしている考え方やポリシーはありますか?

人にできないことは、何一つ無いと思っているんです。例えば、今の自分にはできなくても、世の中にはやっている人がいるわけで、その人も昔はできない時期があったわけですよね。このように、失敗や経験を積み重ねれば、なんでもいつかはできるようになるというのが、私が大事にしている考え方です。だから新しいことにどんどんチャレンジする。思えば、仕事を含め、ずっとそういう生き方をしてきたんだと思います。すごくポジティブだねとは言われます。

リクルートの強さは、どんなところにあると思いますか?

机の上ではうまくいっていても、実際にマーケットに出てみたら想定外のことが起こることはよくあります。特に「0→1」を立ち上げるときなどは、その連続です。失敗って精神的にも体力的にもとても消耗しますよね。でもその失敗をポジティブに捉えて成功に導く胆力や、継続する力、また熱心といったものを持ち合わせたタフな人が、各分野に集まっているのは、リクルートの財産。机上の計算だけでなく、実際に頭や体を使って泥臭くやり遂げてきた人達がいる、それがリクルートの強みだと思います。

「0→1」から「1→100」まで。
0からはじまった事業を育て上げ、
Apple社1000人の前でプレゼンへ。

「0→1」「1→100」のうち、ご自身はどちらに当てはまると思いますか?

これまで両方やってきましたし、どちらも勉強になりましたが、刺激的だと感じるのは「0→1」ですね。知らないことをやらなくてはならないから頭をすごく使いますし、正解がない。そういう意味でも、「0→1」をつくる今の仕事は、とても刺激的です。

これまでの仕事歴の中で、それぞれあてはまる例を教えてください。

入社1〜3年目くらいまでの営業時代は「1→100」をとことんやりました。「じゃらんnet」のプロダクトマネジメントを担当した頃は、すでに誕生10年を過ぎた事業をもう一段上げるために、過去のデータを分析しながら事業課題に対する仮説を立て、足りないことを探り、さらに発展させるということをしていましたね。
その後、「ポンパレ」に移ってからは、もう完全に「0→1」。新規事業の組織作りから市場のニーズを探るところまで、プロデューサーとして初めて手がけたのもこの仕事です。新規事業では何もないところから、それぞれのメンバーの力をうまく活かすということが重要だと思います。みんなで協力し、個々の得意分野を活かし、なにをやっていくのかを決め、市場のニーズはどこにあるのかを知り、1から探していく。ここ6年くらいは、そんなことをずっとやっていますね。

「0→1」と「1→100」という意識があるなかで、別のタイプの人から刺激をうけることはありますか?

基本的に、常に新しいことをしていたいタイプなので、自らこまめに部署や仕事内容を変えてきました。そんな中で、「じゃらんnet」のプロダクトマネジメントを手がけることになり、経営視点で事業計画や全体の流れをシミュレーションすることが面白くなってきたんです。そこで、現在IndeedのCEOをしている出木場久征がつくった、領域を横断してネットビジネスを推進する部署に、自分から手を挙げ参加しました。出木場は0から1を創り、1を100にするまでの仕事を彼自身でやってきた人。その横について、「0→1」と「1→100」、両方の教えを受けられたことは本当に恵まれていました。

今携わっているお仕事のやりがい、リクルートという会社で働く面白みはどんなところにありますか?

自分が発信したことで会社が動き、新しいサービスの開発へとつながるところ、また自分たちが何かを切り開いていることを実感できるところです。たとえば、「ポンパレ」ではそうした挑戦の結果、グローバルでナンバーワンだった競合に勝ち、事業自体を黒字にするという成功体験を味わいました。
また、「Airレジ」では、何のベースもないところから海外に部署をつくり、ニューヨークに住み、Apple社との協業に際しては、1,000人ものグローバルエグゼクティブの方達を前に、自分達のサービスについて英語でプレゼンするという、得難い経験もさせてもらいました。そもそも、タイムズスクエアから徒歩5分のところに、「Airレジ」を導入している店があるというだけで、感激してしまうのですが。
また、海外での働き方についても、自分の経験が貴重なトライアルであることを実感しています。制度の面では、私からの発信を会社側も真摯に受け止め、新たな制度を作るなど、全力でサポートしようとしています。まだまだ、何かを成し遂げましたと言えるような段階ではないのですが、それでも常に一歩ずつ前に進んでいますし、仕事をする中で起こるひとつひとつの出来事が充実感に繋がっています。

現在はグローバルビジネスの責任者という立場ですが、日本での仕事との違いはどのようなところに感じますか?

国内では、リクルートは多くの人に知ってもらえているし、新たなビジネスを始めるときにも、過去の経験からある程度の勝ちパターンを持っています。でも、海外に行くと、それまでの当たり前が当たり前ではないということを肌で感じます。
でも、海外で自分たちの会社の理念や実績を丁寧に説明すると、「なぜ俺たちはそんな企業のことを知らなかったんだ」と言われることが多いですね。グローバル展開している類似プロダクトよりも利益をあげている「ホットペッパーグルメ」や「じゃらん」などのサービスを、創業50年以上のひとつの会社が運営しているということは、海外の人たちからしたら大きな驚きなんです。ひとつの事業を継続的に展開し、収益構造を作っていくリクルートのノウハウというのは、世界的に見ても非常に価値のあるものだと思います。

自分に合った会社を探すより、
自分にぴったりくる会社にすればいい。

今後、実現したい夢を教えてください。

まだ漠然としていますが、自分のバックグラウンドである日本の文化や価値をグローバルに広げていきたいということを考えています。生活のスタイルや文化が違うと、発想や感じ方、人が何に満足をするのかまで変わってきますよね。特に、ニューヨークのように、多様な文化を飲み込み、あらゆるアイデンティティを共有してきた場所では、日々それを感じます。そんな背景の違いから生まれた日本ならではの価値を海外に発信し、また、足りない部分を外から補い、それが結果的にビジネスに繋がるというサイクルを作れたらと思うのです。たとえば「Air レジ」は、日本的な背景や発想から生まれたサービスですが、これが海外に進出していい化学反応を起こし、日本へお金や価値を還元する、とてもいい例になっていると思います。

どういう人に入社してほしいと思いますか?

ポジティブでチャレンジ精神が旺盛な人がいいですね。ものごとは、捉え方によって良くも悪くもなります。同じ失敗をしても、そこから学んで成功に近づいたと思うか、恥ずかしいと思うだけかでまったく違った結果になる。だからポジティブに捉えられる人の方が断然いいんです。ポジティブな人って、努力を努力と思わないし大変なことを大変と思わず楽しめるんですよね。新卒に限らず、そういう人が周りに居てほしいなあと思いますね。

どのような人がリクルートに向いていると思いますか?

何万人の従業員全員に初めからぴったりな会社なんてないと思うんです。それより会社を自分にぴったりにしていくことが大切だと思います。会社だって社員のニーズがどこにあるか、分からなくて当然ですからね。もちろんリクルートは多様な制度も整っています。私自身、結婚式のときにはステップ休暇という制度を利用して1カ月くらいヨーロッパ旅行をしました。そういった、今ある制度を活用する権利がある反面、足りないものがあれば伝えればいいんです。風通しのいい会社ですから、提案を受け入れる文化がありますし。問題は主張するかしないか、逆に自分から発信できない人は、もしかしたら向いていないのかもしれません。でも、そんなに心配しなくても大丈夫ですよって言ってあげたいですね。

ご結婚をされていますが、リクルートという会社は、女性が働く環境としてはどうですか?

前提として、男性にも女性にもそれぞれの個性があるので、女性だからと一概には言えないところがあります。ただ、男性と異なり女性は出産なども考える必要があることも事実です。でも、結局は自分次第。自分がこうしたいという希望があれば、リクルートはそれをしっかり聞いてくれる会社ですし、子育てしながら働くことを応援する「iction!(イクション)プロジェクト」もありますから、やりたいことが実現しやすい環境は整備されてきています。自分の個性を活かして、やりたいことを勝ち取っていける会社ですから、そういう意味では、女性ということを特別意識することはないのかなと思っています。

PROFILE

谷 紗妙佳(たに さえか)

ビジネスグロース
2007年新卒入社
大学では生物情報学を専攻、インターンを経験したことがきっかけとなり、リクルートへの入社を決める。「ホットペッパーグルメ」の営業を担当した後、「じゃらんnet」のプロダクトマネジメントや、「ポンパレ」の事業責任者などを務める。2014年10月に、無料POSレジアプリ「Airレジ」のアメリカ展開の責任者に就任した。Apple社との協業をはじめ、現地での事業戦略や新規ビジネスの立ち上げなどに携わる。