楽しく働くために努力する。“やりたいことドリブン”で仕事を創り出す、異能人材のワークスタイル——博報堂・加藤喬大、リクルート・蔦田慎史

加藤 喬大/株式会社 博報堂 ビジネス開発局

蔦田 慎史/株式会社リクルートライフスタイル ネットビジネス本部 事業開発ユニット
株式会社ブログウォッチャー プロダクトマネジャー

キャリア選択の岐路に立つとき、“大企業 or スタートアップ”の二項対立論が、必ずといっていいほどに語られる。

「大企業は縦割り主義で、やらされ仕事ばかり。優秀な学生は、スタートアップがファーストキャリアに向いている」
「大企業は育成を含めた社内制度が充実しており、スタートアップとは桁違いのアセットもある。本当に優秀な学生ほど、大企業が最適なファーストキャリアになる」

しかしこれらの意見は、「正しいようで、正しくない」
なぜなら、大企業に所属しながらスタートアップライクに働く、つまり相反する両極端を同時に実現するワークスタイルが実在するからだ。

本インタビューでは、株式会社博報堂が発足した「HAKUHODO Blockchain Initiative」の一員として、ブロックチェーンの社会実装に注力している加藤喬大氏をお招きし、リクルートに在籍する蔦田慎史と「所属にとらわれずに自分らしく働く方法」について語ってもらった。

彼らのワークスタイルを紐解いていくと、大企業に所属しながら“スタートアップライクに働く”ためのマインドセットと、それらを引き出す企業の文化とスタンスが浮かび上がってきた。

既知の職業で未来を考えてはいけない。環境選びと時間の使い方が、成長停滞を突破する鍵——Takram・田川欣哉、リクルート・小川健太郎【後編】

破壊的変化が定常的に起こるビジネスシーンにおいて、もはや「安定」な職業は存在しない。

ITビジネスの未来を担う若手人材が、変化の担い手になるためのスキルセットとは何なのか。また、そうした人材が非連続な成長を遂げるための組織とは、どのようなものか。

かねてより破壊的変化を生き抜く人材の要件定義「BTC(ビジネス、テクノロジー、クリエイティビティ)」のトライアングルを概念として提唱してきた、Takram代表でデザインエンジニアの田川欣哉氏は、自著『イノベーション・スキルセット』で、“越境”への強い意識を持つことこそが重要だと説いている。

株式会社リクルートライフスタイル ネットビジネス本部 プロダクトディベロップメントユニット ユニット長の小川健太郎は、2012年の入社以来、IT人材の発掘・育成に注力してきた人物である。「エンジニアはただコードを書いていればいいわけではない」という方針のもと、開発組織がテクノロジー領域のみならず、ビジネス領域へと越境する牽引者となった。


対談の後編となる本記事では、成長を遂げる人材の共通点と停滞を打破する方法、変化を起こし続けるためのマインドセットについてお話を伺った。